浴室クリーニングのエプロン内部は頼むべき?外せる浴槽の確かめ方と各社の作業の違い

浴室クリーニングの申し込み画面で「エプロン内部」というオプションを見つけて、付けるべきか迷っていませんか。浴槽の側面にあるカバー(エプロン)の裏側は自分では見えないので、どれくらい汚れているのか、お金をかける価値があるのか判断しにくい場所です。

付けるかどうかは、まず自宅の浴槽のエプロンが外せるタイプかどうかで決まります。TOTOのサザナやLIXILのスパージュなど、現行の主な浴槽にはエプロンを外せないものがあり、この場合オプションは不要です。外せるタイプで、浴槽まわりのにおいやカビ、小さな虫が気になり、自分で外すのが不安なら、浴室クリーニングと同時にエプロン内部を頼む価値があります。

この記事では、浴槽メーカーの公式情報と、ハウスクリーニング大手4社(ダスキン、おそうじ本舗、おそうじ革命、カジタク)とくらしのマーケットの公式情報をもとに、エプロンが外せるかの確かめ方、オプションを付けるかの目安、会社ごとの料金と作業内容の違いを整理します。読み終えるころには、オプションを付けるかどうかと、どこに頼むかを決められるはずです。

PR|本記事にはアフィリエイト広告を含む場合があります。紹介サービスへの申込み等により当サイトが報酬を受け取ることがありますが、掲載内容は報酬の有無や金額で変えていません。

料金・作業内容・メーカーの案内は、2026年10月27日に各社の公式サイトで確認した内容です。

目次

エプロン内部とは:見えない場所に汚れがたまる理由

エプロンは、浴槽の洗い場側の側面を覆っているカバーです。外せるタイプの浴槽では、カバーの裏に浴槽の外側や床面があり、すき間から入った水や石けんカス、髪の毛がたまることがあります。湿気がこもって乾きにくいため、カビが育ちやすい場所です。

おそうじ革命は、構造によってはエプロンの中にカビや汚れがたまりやすく、コバエなどの虫や嫌なにおいが出たり、浴室のカビの発生源になったりする場合があると案内しています。浴室全体を掃除してもすぐにカビが出る、浴槽まわりがにおうといったときは、エプロンの中が原因になっていることがあります。

まず、自宅の浴槽のエプロンが外せるかを確かめる

最初に確かめたいのは、エプロンが外せるタイプかどうかです。TOTOとLIXILは、外せないタイプの浴槽はすき間から浴槽の裏に水が入らない構造だと説明しています。また、おそうじ本舗とカジタクは、エプロンが外せない浴槽をエプロン内部のオプションの対象外としています。主な浴槽メーカーの公式情報を並べると、次のとおりです。

メーカー外せない主な製品エプロンの内側についての案内
TOTOサザナ、シンラ、スプリノなど(外せるのは主に2006年ごろまでの商品)通常の使用や掃除では、内側をこまめに掃除する必要はない。外せるタイプでも、日常の手入れで外すのは控える。汚れやカビが気になる場合は、TOTOのメンテナンス会社が有料で取り外しやクリーニングを受け付ける
LIXILスパージュ(2014年〜)スパージュはエプロンの表側だけを手入れする。e-bathBX、プレシオ、ソレオ、リノビオなど一部のシリーズは、取り外し方と手入れ方法を公開している
パナソニックLクラスのグラリオエプロンオフローラ・FZは、仕様によってエプロンを外した奥にもう1枚の内側のカバーがあり、これは利用者が外せない。その場合はエプロンの裏面と見えている部分だけを手入れする
タカラスタンダード製品名の記載なし浴槽のお手入れの案内で「エプロンははずさないでください」と注意し、外すと水漏れの原因になるとしている
出典:TOTO、LIXIL、パナソニック(Lクラス、オフローラ・FZ)、タカラスタンダードの公式ページ(2026年10月27日確認)。外せるかどうかは同じメーカーでも製品や年式で異なります。

自宅の浴槽がどれに当たるかは、取扱説明書かメーカーのサイトで確かめるのが確実です。シリーズ名が分からない場合や、説明書に外し方が載っていない場合は、無理に外さないでください。TOTOは、取り付けが不完全だと水漏れの原因になり、無理に外すと部品の破損やけがにつながるおそれがあるとしています。外せるか分からないときは、予約の際にそのまま伝え、当日に確認してもらいましょう。

パナソニックのオフローラ・FZのように、エプロンは外せても奥のカバーは外せない浴槽もあります。この場合、業者のオプションでどこまで洗えるかは会社によって違う可能性があるため、申し込みの前に確認してください。

外せるタイプなら:自分で掃除するか、オプションを付けるか

外せるタイプの浴槽なら、次のような状態のときはエプロンの中を掃除したほうがよいサインです。

  • 浴槽のまわりから、においがする
  • エプロンのすき間や下の端に、黒カビやぬめりが見える
  • 浴室に小さな虫が出る
  • 浴室全体を掃除しても、すぐにカビが出てくる
  • 1〜2年以上、エプロンの中を掃除していない

掃除の目安は、誰が掃除するかによって違います。自分で掃除するなら、パナソニックのコラムは半年に1回を目安としています。業者に頼むなら、おそうじ革命は1〜2年に1回の清掃を勧めています。なお、TOTOが内側を頻繁に掃除する必要はないとしているのは、すき間から水が入らないようにした外せないタイプの浴槽についての案内です。

LIXILの一部のシリーズやパナソニックのオフローラ・FZのように、メーカーが利用者による取り外しと手入れを案内している浴槽なら、取扱説明書の手順に沿って自分で外して掃除することもできます。費用はかかりませんが、外したエプロンを元どおりに付けるところまでが作業です。外し方の確認や注意点はお風呂掃除の基本のやり方で紹介しています。自分で外したり戻したりするのが不安な場合や、においやカビがひどい場合は、浴室クリーニングと同時にオプションを付けるのが向いています。

一方、TOTOは外せるタイプでも日常の手入れでエプロンを外すのを控えるよう求めており、タカラスタンダードもエプロンを外さないよう注意しています。これらの浴槽は自分では外さず、メーカーのメンテナンス窓口(TOTOは有料で取り外しやクリーニングを受け付けています)か業者に相談しましょう。

LIXILのソレオ、プレシオ、リノビオ(BYU・BYR。一部の型番を除く)などの一部のシリーズは、浴槽の下に排水口があり、エプロンを外して髪の毛などのゴミを取り除く手入れを案内しています。こうした浴槽で業者に頼むなら、浴槽の下の排水口まで掃除してもらえるかを予約時に確認してください(カジタクはエプロン内の排水口を作業の対象に挙げています)。

設置から年数がたった浴槽は、補償の扱いにも注意が必要です。カジタクは、設置から10年以上たった浴槽では、作業中や作業後に起きた不具合・破損を補償の対象外としています。ほかの会社や店舗でも、古い浴槽を頼むときは補償の扱いを申し込み前に確認しておきましょう。

各社のエプロン内部オプション:料金と作業内容の違い

業者に頼む場合、大手4社のエプロン内部の基本的なメニューは、浴室クリーニングと同時に頼んで3,080〜6,600円(税込)です。ただし、同じ「エプロン内部」でも作業の中身は会社によって違います。ブラシで手洗いするのか、高圧洗浄機(強い水流で汚れを吹き飛ばす機械)を使うのか、どこまでを掃除するのかを比べました。表中の「防カビ」は、洗浄後にカビを生えにくくする薬剤を塗る仕上げのことです。

会社料金(税込)作業のしかた対象外・条件単独で頼めるか
ダスキン浴室とセット5,060円
浴室以外のメニューとセット7,590円
単独11,000円
カバーを取り外し、カビやヌメリがたまりやすい内部を洗浄素材や機種によっては受けられない場合がある料金表に単独の料金があるが、オプションの単品は受けないとする案内もある(担当店に確認)
おそうじ本舗エプロン内部洗浄3,300円
高圧洗浄&防カビ仕上げ7,700円
取り外して内部を洗浄。上位メニューは高圧洗浄機で洗い、防カビ仕上げエプロンが外せない浴槽は対応できない。狭い箇所は高圧洗浄機が届かないことがある。素材の劣化による変色や強いシミは落ちないことがある高圧洗浄のメニューは浴室クリーニングと併用
おそうじ革命3,080円エプロン内部の清掃(30分前後)エプロンが無い・外せないタイプがある公式ページに記載なし
カジタク6,600円
防カビコート付き9,900円
エプロンを外し、内部をブラシで直接洗う(15〜30分)。エプロン内の排水口も対象エプロンの奥側と底面は対象外。ブラシが入らない場合は清掃できないことがある。外せるタイプが対象。点検口タイプは相談。設置10年以上は破損等の補償対象外浴室クリーニングと同時
くらしのマーケット標準の作業に含む(料金は店舗ごと)全店舗共通の作業内容に「浴槽(エプロン内部含む)」。高圧洗浄の扱いは店舗で異なる店舗ページの記載を確認浴室クリーニングの作業の一部
出典:ダスキン(料金表)・ダスキン(作業内容・単品の扱い)、おそうじ本舗、おそうじ革命、カジタク、くらしのマーケットの各公式ページ(2026年10月27日確認)

基本的なメニューの料金は、おそうじ革命(3,080円)、おそうじ本舗(3,300円)、ダスキン(浴室とセットで5,060円)、カジタク(6,600円)の順です。ただし、作業の中身はそろっていません。カジタクはブラシによる手洗いで、エプロンの奥側と底面は対象外だと明記しています。おそうじ本舗の高圧洗浄のメニュー(7,700円)は、手が届かない裏側の汚れを高圧洗浄機で洗うものですが、浴槽そのものは外さないため、狭い箇所には届かず汚れが残ることがあるとしています。奥のほうの汚れやにおいが気になるなら、高圧洗浄を使うか、どこまで洗えるかを申し込み前に聞いておきましょう。

くらしのマーケットは、出店するすべての店舗に共通の作業として、エプロン内部を料金に含めています。ただし、洗い方は店舗によって違います。たとえば、高圧洗浄機で奥まで洗うことを標準の作業に書いている店舗がある一方、エプロン内部は標準に含め、高圧洗浄を5,000円で別に掲載している店舗もあります。事業者への質問サイトでも、手の届く範囲は標準で掃除し、高圧洗浄はオプションとする事業者が見られます。「エプロン内部込み」と書かれていても、どこまで洗うのかは店舗ページで確かめてください。

基本料金にエプロン内部を足した総額は、会社によって安い順が入れ替わります。総額の比較は浴室クリーニングの料金相場で、エプロン以外に追加で頼める作業は浴室クリーニングはどこまでやってくれるかで整理しています。

浴槽の状態別:エプロン内部をどうするかの目安

浴槽の状態考えられる選択
エプロンが外せないタイプ(TOTOのサザナ、LIXILのスパージュなど)オプションは付けない(おそうじ本舗とカジタクは、外せない浴槽を対象外と明記)。エプロンの表側とすき間はふだんの掃除や標準の浴室クリーニングで
外せるタイプで、メーカーが利用者による取り外しと手入れを案内していて(LIXILの一部のシリーズ、パナソニックのオフローラ・FZなど)、自分で外して戻せる取扱説明書の手順で自分で掃除する(パナソニックのコラムは半年に1回が目安)
TOTOやタカラスタンダードの浴槽で、エプロンが外せるタイプ自分では外さない。においやカビが気になるなら、メーカーのメンテナンス窓口(TOTOは有料)か業者に相談する
外せるタイプ(TOTO・タカラスタンダード以外)で、においやカビ、虫が気になる。または自分で外すのが不安浴室クリーニングと同時にオプションを付ける。奥の汚れが気になるなら高圧洗浄の有無を確認
浴槽の下に排水口があるタイプ(LIXILの一部のシリーズ)取扱説明書の手入れを行う。業者に頼むなら、浴槽の下の排水口まで掃除するかを確認
エプロンは外せるが、奥のカバーが外せない(パナソニックのオフローラ・FZの一部の仕様など)どこまで洗えるかを業者に確認してから付けるか決める
外せるか分からない取扱説明書やメーカーのサイトで確認する。分からなければ予約時に伝え、当日確認してもらう
設置から10年以上たっている破損時の補償の扱いを申し込み前に確認する
エプロン内部だけを頼みたいダスキンは料金表に単独の料金があるが、単品は受けないとする案内もあるため担当店に確認する。おそうじ本舗の高圧洗浄メニューとカジタクは浴室クリーニングと一緒に頼む形

予約の前に確認したいこと

オプションを付けると決めたら、申し込みの段階で次のことを伝え、確認しておきましょう。エプロン内部は、当日エプロンを外してみるまで汚れ具合や作業できるかが分からない場所なので、事前に確認しておくと当日の行き違いを防げます。

  • 浴槽のメーカー名とシリーズ名、エプロンが外せるタイプか(分からなければ「分からない」と伝える)
  • 浴室を設置してからのおおよその年数
  • においやカビ、虫など、気になっている症状
  • 作業はブラシによる手洗いか、高圧洗浄か。奥側や底面、浴槽の下の排水口まで洗えるか
  • 当日エプロンが外せなかった場合、オプション料金はどうなるか
  • 作業中にエプロンや留め具が破損した場合の補償の扱い

浴槽の側面に小さなふたのような「点検口」がある場合も、外せるエプロンとは扱いが違うことがあります。カジタクは、点検口タイプの浴槽は相談のうえで作業するとしています。

料金や作業内容は変わることがあるため、申し込む前に各社の公式ページで最新の内容を確認してください。

最終更新:2026年10月27日(各社の料金・オプション・注意事項と、浴槽メーカーの案内を公式サイトで確認)

目次
閉じる